マシンガンズ滝沢が作家デビュー「きっかけはゴミ収集バイト」
「嫁と子供がいるので、芸人の仕事だけだと食べていけない。それでゴミ収集のバイトもしています。その際、このアパートはゴミの出し方が汚いから男性が多く住んでいるとか。酷いのになると請求書とかの個人情報をそのまま出しているなとか。これをストーカーが取ったりしたら情報が筒抜けで怖いなと思ったのがきっかけです。今まではサスペンスやホラーを書いてみようと思ったことはありませんでした。自分はもちろん、子供が生まれ、我が子がこんな目に遭ったら絶対に嫌だと思いながら書きました。それは別の小説で書いているテーマ『イジメ』などにも通じる。この子が無事に世を渡っていけますように、こうならないようにという思いで書きました」
――制作時間は?
「書く作業はすべて携帯で期間は2カ月。ゴミ収集の仕事の休み時間や芸人の仕事の移動時間もびっちり使いました」
――今後は?
「今はかごめかごめの続編を考えています。まだ途中ですが、人間の怖い部分は〝執着″だと思っている。その部分をもっと掘り下げたい。よく幽霊より人間の方が怖いと言うが、その怖さの部分はお金だったり、恋愛の部分で執着するところなんじゃないかと思っています」