キャンディーズ「春一番」 3年間カラオケから消えていた理由
■ファンから直接「復活を」の懇願も
「私は現在、アメリカで活動しており、こちらで音楽活動を円滑に進めるために、米国の著作権管理団体に参加することを決めました。米国の大手著作権管理団体の全てがJASRACと国際条約を締結していることから、日本での演奏権管理は自動的にJASRACに戻ることになります」(穂口雄右氏)
このため、今年1月から「春一番」は、再びJASRACが管理することに。第一興商は、今月10日から配信を再開。エクシングも先月27日から配信を再開した。
「私がJASRACを退会した時に、一番注目されたのがカラオケだったことに驚きました。私は音痴でカラオケを一切やらないので、これほど世間に根付いていたことを知りませんでした。キャンディーズファンの皆さまからは直接『何とかなりませんか?』との連絡がありました。それで、遅まきながら、これからはカラオケ業界が日本の音楽界を救う存在になると確信しました」(穂口雄右氏)
今年、関東地方では3年ぶりに春一番が吹かなかったが、カラオケ店では、待ちに待ったファンの歌声が吹き荒れることになりそうだ。