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二田一比古ジャーナリスト

福岡県出身。大学卒業後、「微笑」(祥伝社)の記者に。その後、「Emma」「週刊文春」(ともに文芸春秋)をはじめ、多くの週刊誌、スポーツ新聞で芸能分野を中心に幅広く取材、執筆を続ける。フリー転身後はコメンテーターとしても活躍。

高畑淳子「謝罪会見」の涙の意味は? 被害者を無視の声も

公開日: 更新日:

 法曹関係者に聞くと、「被害者にも家族や友人がいる。まともに会見を見れば、周囲や被害者の気持ちを無視した不愉快な会見だったろう」という。確かに、気丈に対応しながらも涙した高畑だが、その多くは愚かな犯罪をした息子に対する涙だったように見えた。9月から予定していた舞台についても高畑は「舞台をお見せすることが私の贖罪だと思う」と語った。ここでも使った「贖罪」とは「罪滅ぼし」の意味。舞台に立つことが被害者に対しての罪滅ぼしだろうか?

 高畑自身の仕事と成人した息子の犯罪は別問題。仕事は使う側の判断でもある。被害者の心情を考えれば、自らしばらく謹慎する選択肢もあったのでは。すべての質問に答えた姿勢は評価されても、「被害者もいますので」と言葉を控えてもいい部分もあったように思う。

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