「寛一郎が演じる田崎大樹はひじの故障で野球部離脱を余儀なくされたキャプテン。夢破れたチームメートからは理不尽にも恨まれ、罪悪感に押しつぶされそうになっている少年です。その上、別の男子に片思いするヒロインに恋心を抱く、非常に複雑かつ重要な役どころなんですが、デビュー2作目の20歳とは思えぬ存在感で好演しています。インタビューなどでも役柄の解釈や演技方針をしっかり語るなど、さすが名優の血筋だと感心させられました」(前出の前田氏)
祖父の三国連太郎に可愛がられ、その死をきっかけに役者への道を目指したといわれる3世俳優。血は水よりも濃し。日本映画界期待の星となりそうだ。