「花子とアン」で富士子役 芳根京子のオーディション秘話
「花子とアン」で朝ドラデビューした芳根京子(17)。ヒロイン・花子(吉高由里子)の親友、蓮子(仲間由紀恵)の娘・富士子役を熱演している。昨年、女優デビューを果たした17歳は、オーディションで富士子役を勝ち取った実力派。
オーディションの知らせは6月ごろ。当日に台本を渡され、「1時間で覚えてください」と言われたという。オーディション後、しばらく何の音沙汰もなく「ダメだったのかな……」と思い始めたころ。合格の知らせが届いたのは80歳で亡くなった祖母の葬儀当日だった。
「北海道でおばあちゃんのお葬式に出ていたときにマネジャーさんから連絡があって、『かけ直します』ってすぐに一度切ったんです。かけ直したら『花子とアン決まったよ』と言われて。おばあちゃんは『いつか京子も朝ドラに出られるといいね』と言っていたので、おばあちゃんからのプレゼントかもしれない」
■趣味は「電車」
朝ドラとあって、出演者はそうそうたる面々。あまりの緊張で、「挨拶するのが精いっぱいだった」そう。「女優さんに会うと『うわぁ、テレビに出ていた人だ……』と思うだけで話そうと思えませんでした。現場で緊張して、もうどうにもならないときは楽屋に引きこもります」と初々しい対処法を明かした。