初回5バージョンにファン悲鳴…安室奈美恵ラストDVD狂想曲

公開日: 更新日:

■「所有欲を刺激」

 音楽評論家の冨澤一誠氏は「これ以上ソフトの価値の高いものはない」と、こう続ける。

「通常だと出荷枚数の8割が実売予測ですが、発売日当日にもこれだけ話題になっているので、150万枚から200万枚は堅いといえます。当代随一の人気者が人気絶頂で引退するという、ありえない出来事ですから、“歴史を共有したい”という所有欲がかき立てられ、5バージョンというレコード会社の戦略もファンの心に刺さっている。このビジネスモデルは“安室さんの引退”という世紀の出来事だから通用するので、他のアーティストに転用できるものではありません。まだまだ後伸びしそうなので、売り上げ250万枚超えもありえます」

 “安室引退ビジネス”の総仕上げ。歴史に残る記録になることは確実だ。

■関連キーワード

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇

  2. 2

    米挑戦表明の日本ハム上沢直之がやらかした「痛恨過ぎる悪手」…メジャースカウトが指摘

  3. 3

    陰で糸引く「黒幕」に佐々木朗希が壊される…育成段階でのメジャー挑戦が招く破滅的結末

  4. 4

    9000人をリストラする日産自動車を“買収”するのは三菱商事か、ホンダなのか?

  5. 5

    巨人「FA3人取り」の痛すぎる人的代償…小林誠司はプロテクト漏れ濃厚、秋広優人は当落線上か

  1. 6

    斎藤元彦氏がまさかの“出戻り”知事復帰…兵庫県職員は「さらなるモンスター化」に戦々恐々

  2. 7

    「結婚願望」語りは予防線?それとも…Snow Man目黒蓮ファンがざわつく「犬」と「1年後」

  3. 8

    石破首相「集合写真」欠席に続き会議でも非礼…スマホいじり、座ったまま他国首脳と挨拶…《相手もカチンとくるで》とSNS

  4. 9

    W杯本番で「背番号10」を着ける森保J戦士は誰?久保建英、堂安律、南野拓実らで競争激化必至

  5. 10

    家族も困惑…阪神ドラ1大山悠輔を襲った“金本血縁”騒動