逆風からの好発進 おっさんずラブ続編で最も得するのは?
当然、OL民の間で物議を醸し〈おっさんずラブの名前使わないで他のドラマとしてやって欲しい〉といった厳しい声が散見されたというわけ。林不在のキャスティングには、「役柄のイメージの固定化を懸念した林サイドが首を縦に振らなかった」(芸能事務所関係者)という話も漏れ聞こえてくるが、いずれにせよ、OL民の期待を裏切るような形になってしまったのは確かだろう。
■記者会見はアゴアシ付きの大盤振る舞い
それでも「おっさんずラブ」という金脈を掘り当てたテレ朝にしてみれば、是が非でも続編を作りたかったというのは想像に難くない。現に、今作に対するテレ朝の気合いの入れようは相当なもので、10月23日に茨城空港で行われた制作記者会見では、豪華な“おもてなし”が記者たちの間で話題になったという。
「取材陣の移動のために六本木のテレ朝から送迎バスが2台も手配されたんです。6時間近くに及んだ拘束時間の間に出た弁当は2回。朝食用のおにぎり弁当に続いて、1個1000円ぐらいしそうな幕の内弁当が配布された。おまけに茨城空港土産のどら焼きと納豆せんべい、おっさんずラブのクリアファイルのお土産付きですからね。テレ朝の看板ドラマである『ドクターX』が、山崎製パンとコラボしたメロンパン1個だったことを考えれば、大盤振る舞いの演出です」(芸能ライター)