田中圭「おっさんずラブ」がドラマ史に刻んだ“普遍の愛”

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「激戦だった」(杉田成道選考委員長)という「東京ドラマアウォード2018」を制したのは男だらけの純愛コメディー、テレビ朝日系「おっさんずラブ」(18年4月期)である。

 25日に行われた授賞式で作品賞(連続ドラマ部門)のグランプリに輝いた同作。自身も主演男優賞に輝いた田中圭(34)は「史上最低の視聴率でグランプリを取ったと思いますが、逆に誇れる。数字を恐れず、自分たちが描きたいものを貫く作品が増えたら」と力強く喜びを語った。

 授賞式には、今月16日に夫であるV6岡田准一(37)との間に生まれた第1子の出産を発表して以来、初の公の場となった宮崎あおい(32)や、TBS系「アンナチュラル」(18年1月期)で主演女優賞に輝いた石原さとみ(31)ら話題性たっぷりの女優陣が出席。ドラマ同様に花を添えていたのだが、それとは一線を画す輝きと存在感を放ったのは“おっさんずラブカップル”である。

■ヒット作に右に倣えの風潮に一石

 同作品で助演男優賞に輝いた吉田鋼太郎(59)は「慣れないヒロイン役でしたが、途中から圭君を愛していけばこの役ができると思った」と撮影時のエピソードを振り返った。コラムニストの桧山珠美氏は改めて作品をこう評価する。

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