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一雫ライオン作家

1973年、東京都生まれ。明治大学政治経済学部2部中退。俳優活動を経て、35歳のときに演劇ユニット「東京深夜舞台」結成を機に脚本家に転身。主な脚本作品に、映画「TAP 完全なる飼育」「サブイボマスク」、東野圭吾原作「パラレルワールド・ラブストーリー」など。2017年に家族愛を描いた「ダー・天使」(集英社)で小説家デビューし、翌年「スノーマン」出版。最新作は幻冬舎から出版予定。

「後に残る言葉」は相手に誤解も傷も与える危険をはらむ

公開日: 更新日:

※お忙しいと思いますので、質問のお答えは短くて結構です〉

 ……度肝を抜かれた。この子はバカかもしれん。でも小説には「描写は簡潔に」という技法もあるから、天才なのかもしれん。取りあえず①のアンサーには「まだそんなに売れたことないのでわかりません」。②のアンサーには「47歳なのでそれなりにいろいろありました」と答えた。と、「②はもう少し具体的で結構ですよ! ご遠慮なさらず!」と返事がきた。

「感受性って、大事よね」なんて呟きながら、律義に具体的な返事をしたわたくしでした。 (つづく)

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