著者のコラム一覧
桧山珠美コラムニスト

大阪府大阪市生まれ。出版社、編集プロダクションを経て、フリーライターに。現在はTVコラムニストとして、ラジオ・テレビを中心としたコラムを執筆。放送批評誌「GALAC」に「今月のダラクシー賞」を長期連載中。

この春テレビ番組から消えた人の「イタチの最後っ屁」

公開日: 更新日:

 春は別れの季節。だけど、慣れ親しんだ番組の終了や卒業という名の降板にはやはり一抹の寂しさを感じる。先週末から今週にかけてはまさに連日お別れラッシュ。世間は早くも新番組をああだこうだと喧しいが、こちらはジックリ番組から消える人の「イタチの最後っ屁」のような別れの言葉に注目したい。

■志らくは最初から言いたい放題なら…

 26日金曜。朝のワイドショーはTBS系「グッとラック!」とフジテレビ系「とくダネ!」。鳴り物入りでスタートしたものの、わずか1年半の短命に終わった「グッと」の立川志らく。皮肉にも終了が決まってからの志らくは吹っ切れたのか自虐も含めて言いたい放題。なぜ最初からそうしなかったか。最終回は敬愛する山田洋次監督と対談、エンディングの「志らく一段落」では「今となっては正常時にやりたかったなっていうのはありますね。1年半のうち1年がコロナで。来週から『ラヴィット!』が始まりますからみなさん見てください。私は見ませんけど」と捨てゼリフ。そういうコメントを聞きたかったといっても後の祭り。

小倉智昭はアマタツに嫌み

 22年間「とくダネ!」のMCだった小倉智昭。スポーツ好きをアピールしてきたのに、東京五輪目前の降板はさぞや無念だろう。番組名物の小倉の「アマタツ!」コールで登場した気象予報士の天達武史に対し、「4月以降も使ってもらえるみたいでよかったね。ギャラの一部を持ってきてよ」と軽~くらしい嫌み。後番組「めざまし8」に「期待してください」とエールを送っていた。

■関連キーワード

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • 芸能のアクセスランキング

  1. 1

    キムタクと9年近く交際も破局…通称“かおりん”を直撃すると

  2. 2

    中居正広の騒動拡大で木村拓哉ファンから聞こえるホンネ…「キムタクと他の4人、大きな差が付いたねぇ」などの声相次ぐ

  3. 3

    木村拓哉は《SMAPで一番まとも》中居正広の大炎上と年末年始特番での好印象で評価逆転

  4. 4

    中居謝罪も“アテンド疑惑”フジテレビに苦情殺到…「会見すべき」視聴者の声に同社の回答は?

  5. 5

    中居正広9000万円女性トラブル“上納疑惑”否定できず…視聴者を置き去りにするフジテレビの大罪

  1. 6

    中居正広はテレビ界でも浮いていた?「松本人志×霜月るな」のような“応援団”不在の深刻度

  2. 7

    フジテレビは中居正広で“緊急事態”に…清野菜名“月9”初主演作はNHKのノンフィクション番組が「渡りに船」になりそう

  3. 8

    中居正広の女性トラブルで元女優・若林志穂さん怒り再燃!大物ミュージシャン「N」に向けられる《私は一歩も引きません》宣言

  4. 9

    若林志穂vs長渕剛の対立で最も目についたのは「意味不明」「わからない」という感想だった

  5. 10

    中居正広「女性トラブル」に爆笑問題・太田光が“火に油”…フジは幹部のアテンド否定も被害女性は怒り心頭

もっと見る

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    相撲協会の逆鱗に触れた白鵬のメディア工作…イジメ黙認と隠蔽、変わらぬ傲慢ぶりの波紋と今後

  2. 2

    中居正広はテレビ界でも浮いていた?「松本人志×霜月るな」のような“応援団”不在の深刻度

  3. 3

    キムタクと9年近く交際も破局…通称“かおりん”を直撃すると

  4. 4

    《2025年に日本を出ます》…團十郎&占い師「突然ですが占ってもいいですか?」で"意味深トーク"の後味の悪さ

  5. 5

    ヤンキース、カブス、パドレスが佐々木朗希の「勝気な生意気根性」に付け入る…代理人はド軍との密約否定

  1. 6

    中居正広の女性トラブルで元女優・若林志穂さん怒り再燃!大物ミュージシャン「N」に向けられる《私は一歩も引きません》宣言

  2. 7

    結局《何をやってもキムタク》が功を奏した? 中居正広の騒動で最後に笑いそうな木村拓哉と工藤静香

  3. 8

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇

  4. 9

    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

  5. 10

    高校サッカーV前橋育英からJ入りゼロのなぜ? 英プレミアの三笘薫が優良モデルケース