著者のコラム一覧
桧山珠美コラムニスト

大阪府大阪市生まれ。出版社、編集プロダクションを経て、フリーライターに。現在はTVコラムニストとして、ラジオ・テレビを中心としたコラムを執筆。放送批評誌「GALAC」に「今月のダラクシー賞」を長期連載中。

この春テレビ番組から消えた人の「イタチの最後っ屁」

公開日: 更新日:

「みなさんの声を聞き続ける」と有馬嘉男

 菅首相の怒りを買って降板かと噂される「ニュースウオッチ9」(NHK)の有馬嘉男は「私たちが日々向き合っているのは多面的で複雑で簡単には答えが出ない問題ばかりです……何度でも現場に足を運び、みなさんの声を聞き続ける」と口を真一文字に結んだ。

 27日土曜。「サワコの朝」(TBS系)の阿川佐和子は「今日を限りに終わることになりました。私の力足らずだと思いますが」と切り出し、「だいぶ年取りました私も。『徹子の部屋』に負けました」と言葉の端々に悔しさをにじませた。

久本雅美は涙目で「今後ともよろチクビ~」と

 久本雅美「メレンゲの気持ち」(日本テレビ系)も終了。25年間続いた番組の最後は目に涙をためて「今後ともよろチクビ~」とらしく締めくくった。笑えなかったのは28日日曜の「真相報道バンキシャ!」(同)の福沢朗。「02年に番組がスタートしました。この年に生まれた息子が先日、無事高校を卒業しました。そして私もこの番組を卒業させていただくことになりました」と挨拶。最後に輝かしい未来に向かって「ジャストミーーーート!」とやったが、その長さと必死の絶叫ぶりは笑えなかった。18年半続けた番組から追い出されるのはさぞや無念か。去る者の覚悟(!?)を視聴者はどう受け取っただろうか。(敬称略)

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