東京五輪
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東京五輪銀・競歩のエースに“あり得ない”血液ドーピング…疑惑を晴らすのは陸上界の重要な仕事だ
池田向希(旭化成)のドーピング疑惑報道には驚いた。 競歩界のエース、東京五輪とオレゴン世界選手権のメダリストは、歩形の美しさで国際的にも知られ、例えるなら80年代の瀬古利彦のような存在だ。 世界陸連の独立監査機関(A...
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トヨタまでスポンサー撤退で商業五輪「終わりの始まり」…章男会長「政治色も強くなり」とバッサリ
見限られた──と言っても過言ではない。 26日、トヨタが国際オリンピック委員会(IOC)とのスポンサー契約をパリ五輪限りで、更新はしないことを正式に発表した。 トヨタはIOCと2015年から今年までの10年契約を結ん...
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終わらないメダル狂騒曲…選手の頑張りを東京五輪汚職を洗い流す「メダルウォッシュ」にしてはいけない
パリ五輪日本選手団の尾県団長が五輪最終日の総括会見で、「全力を出し尽くし、多くの人にオリンピックやスポーツの素晴らしさを伝えることを大きな目標としてきたが、その結果が一つ一つのメダルの積み重ねとなった。本当に選手たちが頑張ってくれた...
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4年後には「離れ」どころか「オワコン化」か…放映料高騰でテレビ局「五輪放送縮小」の未来
「パリ五輪の影響は思ったほどにはなく……やっぱり若者に限らず“五輪離れ”って本当みたいですね」(ドラマ制作会社幹部)なんて声もある。 五輪開催中は放送を“1回休み”なんて連ドラもあって、それで「視聴者の離脱が加速するのでは」と...
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どんな世界情勢であっても、五輪を開催するのか
東京五輪から3年。今回はパリ五輪。先進国の大都市でオリンピックとパラリンピックを開催するのは意義があることなのか。 正直に言えば、個人的に疑問に思う。1964年の最初の東京オリンピックとは違う。当時、五輪の準備に伴って、急ピ...
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角川歴彦氏(KADOKAWA前会長)が激白 人質司法違憲訴訟への決意、獄中で考えたこと
凄い裁判が始まろうとしている。KADOKAWA前会長が人質司法で精神的肉体的苦痛を受けたとして、国相手に2億2000万円の損害賠償を求めた裁判だ。五輪汚職で逮捕・起訴され、今は保釈中の身。この裁判は自身の刑事裁判とは別の提訴だが、ど...
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「セーヌ川」は「お台場」と同じ過ちを犯すのか…どちらも下水道流入による水質問題
1900年に開催されたパリ五輪で競泳はセーヌ川で行われたが、1923年以降は水質汚染によりセーヌ川での遊泳が禁止され、1924年のパリ五輪では屋外プールが会場となった。 セーヌ川が“母なる川”であるフランス人は3度目のパリ五...
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晴海フラッグは「都有地9割引」の果てにマネーゲームの舞台と化した
7日投開票の東京都知事選で「逃げの選挙」を徹底し、小池知事はまんまと3選を果たしたが、2期8年で積み上がった「負のレガシー」からは逃げられない。東京五輪の選手村を改修し、ファミリー向けマンションを整備するはずだった「晴海フラッグ」の...
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悪名高い「人質司法」を訴えた角川歴彦KADOKAWA元会長の勇気
多くの冤罪を生み出してきた元凶「人質司法」は検察による“犯罪”といっていい。 最近では、生物兵器の製造に転用可能な噴霧乾燥機を経産省の許可をとらずに輸出したとして化学機械メーカー「大川原化工機」の幹部3人が逮捕されたケースが...
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五輪汚職の高橋治之の「告白」を新聞・テレビが報じないワケ…誰を怖がっているのか?
東京五輪の受託収賄事件で1億9800万円のワイロを受け取ったとして起訴された高橋治之元電通専務が週刊文春(2月15日号)で、“安倍晋三に裏切られ、森喜朗に嵌められて…”と「初告白」している。 「森さん(喜朗元組織委員会会長=筆...
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スポーツのプロ化を広告代理店に委ねた競技団体と新聞社の変わらぬアマチュア体質
久々に週刊文春を買った。受託収賄で起訴された東京五輪組織委員会元理事、高橋治之被告のインタビューを読んだ。 被告が受け取った金がコンサルタント料か賄賂かはいずれ法にのっとって判断されるだろうが、この問題は検察だけに委ねるもの...
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「森元首相を証人に呼んで」五輪汚職事件・高橋治之被告側が仰天要求→証人尋問は行われるのか
裏金問題で渦中の子分「安倍派5人衆」を離党や議員辞職させまじと、自民党執行部に精力的に働きかけた森喜朗元首相だが、1月31日に東京地裁で行われた裁判で「森氏を証人として法廷に」と仰天要求する場面があった。 東京五輪・パラリン...
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東京五輪レガシー「晴海フラッグ」入居開始…鳴り物入り選手村跡地マンションと街の課題
東京五輪・パラリンピックの選手村跡地を改修した「晴海フラッグ」(中央区)の入居が始まった。来年にはこのマンション群に1万2000人が住む予定だ。 中央区の月島・晴海エリアはタワマンラッシュ。74平方メートルで平均1億3200...
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男子体操エース橋本大輝 宿命のライバル張博恒との決戦へカギは「東京で銀」だった団体戦
2023年12月15日、パリ五輪代表に選出され、同競技で決定第1号となった。 23年10月に行われた世界選手権では、男子団体、個人総合、種目別鉄棒と合わせて3冠を達成。「やっと団体の金メダルが取れた」と笑顔を見せた。 ...
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競泳・大橋悠依 パリ五輪へ向けて200m個人メドレー1本に絞った“止むを得ない”事情
12月1、2日に行われた競泳ジャパンオープンの400メートルと200メートル個人メドレー。東京五輪覇者として臨んだものの、いずれも16歳の新鋭・成田実生の後塵を拝し、結果は3位と2位だった。 大橋はパリ五輪に向けて200メー...
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女子卓球・伊藤美誠は混合ダブルス五輪連覇よりシングルス代表入りへ崖っぷち
東京五輪で日本中を感動の渦に巻き込んだ卓球の混合ダブルス。男子の水谷隼はすでに引退しているため、連覇の可能性を残すのは伊藤美誠だけだが、女子シングルス(単)代表(2枠)は790.5ポイントでトップを走る早田ひな(23)以外は確定して...
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阿部一二三は足技進化で死角ナシ、詩は海外勢寄せつけず 狙うは五輪市場初の兄妹連覇
五輪史上初の兄妹連覇を狙う。兄・一二三は2023年12月のグランドスラム(GS)東京で圧倒的な力を見せて優勝するなど、東京五輪以降も66キロ級で敵なし状態だ。 柔道ライターの木村秀和氏が言う。 「東京五輪以降、技術面で...
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東京五輪汚職裁判傍聴記(下)毀誉褒貶相半ばする元大会運営局次長・森泰夫被告の正体
五輪談合事件で懲役2年、執行猶予4年の判決が下された、東京五輪・パラリンピック組織委員会大会運営局元次長、森泰夫被告(56)は謎の人物である。 12日の公判は足取りはしっかりしていたものの伏し目がちで、裁判長からの問いかけに...
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東京五輪汚職裁判傍聴記(上)東京五輪汚職初公判 フィクサー高橋治之被告が見せた79歳らしからぬ戦闘モード
東京五輪・パラリンピックをめぐる汚職事件の裁判が相次いで開かれた。14日、受託収賄罪に問われた大会組織委員会の元理事、高橋治之被告(79)は初公判で無罪を主張、波乱含みの展開をうかがわせた。 12日には独占禁止法違反(不当な...
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馳浩知事の発言で再燃の官房機密費 追及が大甘なのはメディアや野党にも“スネ傷”があるから
伊集院静が亡くなった。享年73。 私は競馬を通じて、他生袖すり合っただけだが、潔い男だった。 書くものよりも、華やかな女性遍歴が注目を集めた。3番目の妻・篠ひろ子が、こうコメントを出した。 「自由気ままに生きた...
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馳浩知事「想い出アルバム作戦」の重大発言を「全面撤回」で幕引きさせてはいけない
茶番も茶番、大茶番だ。馳浩石川県知事が講演で自らのオリンピック招致運動の苦労を自慢げに語り、当時の安倍首相から「必ず勝ち取れ」「金はいくらでも出す。官房機密費もあるから」と告げられたと告白。さらに開催都市を決める100人のIOCの委...
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“黒い五輪招致”疑惑の馳浩知事に怪しい政治資金…衆院議員時代から有権者へのバラマキ常習か
「五輪招致は必ず勝ち取れ」「カネはいくらでも出す。官房機密費もあるから」──。 2013年に開催が決まった東京五輪の招致を巡り、当時の安倍首相からこうはっぱをかけられたと暴露し、大炎上中の馳浩石川県知事。開催都市決定の投票権を...
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出てくる出てくる疑惑のカネ 世にもふざけた馳浩知事こそ、自民党の象徴だ
「発言内容のどの部分が事実誤認なのか」「すべて事実無根なのか」「撤回するような発言をなぜしたのか」「五輪のさらなるイメージ悪化への懸念をどう考えるか」「昨年の知事選でアピールした国政との強いパイプへの影響は?」──。 来月の石...
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馳浩が暴露した「黒幕の名前」と五輪招致の裏 国会でカネの流れを解明すべきだ
石川県知事の馳浩がいい仕事をした。東京五輪招致に関する黒幕の名前をポロッと漏らしてしまったのだ。 馳は講演で、2013年に招致が決まった東京五輪をめぐり、開催都市決定の投票権を持つ国際オリンピック委員会(IOC)の委員約10...
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機密費でIOC委員に贈答品と発言の馳浩知事 文科相時代に「招致活動はフェアプレー」と断言
疑惑は深まるばかりだ。2013年に招致が決まった東京五輪をめぐり、石川県の馳浩知事(62)がIOC(オリンピック委員会)の委員に対し、内閣官房報償費(機密費)で贈答品(1冊20万円のアルバム)を渡したと発言した問題。 自民党...
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五輪招致“黒い工作”疑惑の馳浩知事「機密費でアルバム作成」全面撤回もブログに“証拠”しっかり
2013年に招致が決まった東京五輪をめぐり、石川県の馳浩知事(62)がIOC(オリンピック委員会)の委員に対し、内閣官房報償費(機密費)で贈答品を渡したと発言した問題。馳氏は「私自身の事実誤認もある発言であり、全面的に撤回した」など...
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いつIOC委員に手渡された? 馳浩知事「機密費でアルバム作成」発言で“日にち特定”合戦に
「私自身の事実誤認もある発言であり、全面的に撤回した」 2013年に招致が決まった東京五輪をめぐり、石川県の馳浩知事(62)がIOC(国際オリンピック委員会)の委員に対し、内閣官房報償費(機密費)で贈答品を渡したと発言した問題...
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“黒い東京五輪”工作匂わす爆弾発言の馳浩知事は捜査のターゲットに? 郷原信郎弁護士の見解
“馳バズーカ”炸裂だ──。石川県の馳浩知事から、東京五輪の招致を巡る爆弾発言が飛び出した。 17日、都内の講演で、自民党の東京五輪招致推進本部長を務めていた当時のエピソードを披露した。 ■「金はいくらでも出す」「官房機...
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電通が五輪談合の大半を争う方針 初公判では随意契約分431億円の認否留保
東京五輪・パラリンピックの大会運営事業を巡る談合事件で、独禁法違反(不当な取引制限)の罪に問われた電通グループと電通元幹部逸見晃治被告(56)が約437億円の談合規模の大部分を占める約431億円の随意契約分について、談合はしていない...
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今だけ金だけ自分だけ ビッグモーター不正はモラルが地に堕ちた日本の象徴
本当にこの国はどうしてしまったのか。 顧客から預かった修理車を故意に傷つけ、保険金請求額を水増ししていた中古車販売大手ビッグモーターの悪質な手口は、日本中の車好きを震撼させた。車体に蹴りを入れたり、ゴルフボールを靴下に入れて...