清原果耶「ファイトソング」のツボは? 地味~な1月期ドラマでも終盤で盛り返せる条件
亀井氏は、その象徴的な作品が清原果耶(20)主演の「ファイトソング」(TBS系火曜夜10時)だという。
世帯視聴率は9.2%で始まり、第6話で6%台まで落ちたものの、第7話で7.8%、第8話で8.2%と盛り返してきている(ビデオリサーチ調べ、関東地区)。
「枠の視聴習慣、キャストやテーマで基礎的な数字はある程度決まってしまう。でも〈見届けたい〉と思っている人、特に終盤が近づくと気になって〈できるだけリアルタイムで見たい〉という人が一定数いる。2ケタに届かなくても、見続けている人には、それがヒット作なんです」(テレビ誌ライター)
1日放送の「ファイトソング」第8話は、清原演じる花枝が耳の手術を受けているところで終了後、次回予告ではいきなり「2年後」となり、ネットも騒然。ちょっとした“考察合戦”も繰り広げられた。
「〈ベタすぎ〉〈リアリティーなし〉なんて否定的な見方もありますが、本来ドラマってそういうもの。そこに引き込ませるのが脚本や演者さんの力量ですし、視聴者との相性もある。ちなみに僕は『ファイトソング』で“凛”を演じている藤原さくらさんの、乱暴な物言いからあふれ出るピュアな乙女心の表現力にやられています」と前出の亀井氏は笑う。
ツボは人それぞれ。視聴率レースは、とうに意味などないのかもしれないが、数字の推移には意味がありそうだ。