TBS「水ダウ」に抗議の日本吃音協会が“逆炎上”している理由…過剰反応が芸人の仕事を奪う?
そして吃音に対する正しい理解について、吃音協会はこう見解を述べた。
「吃音を抱える人は喋りたい事が喋れません。現在の日本ではまだ、吃音症の認知・理解が浅く、吃ってしまうことで学校では友達から『からかわれる、いじめの対象になる』。会社では仕事に影響が出てしまい『評価が落ちる、嫌がらせを受ける』などの状況が普通に起きています。まずは吃音症を世間に知ってもらい、合理的配慮が必要な方へは配慮がある社会にしていきたいと考えています」
吃音協会が今回抗議したのは、番組内容が「いじめや精神被害につながる」という観点によるものとのことだが、それだけ吃音の人々が辛い思いをしてきたことの証左でもあり、過剰反応してしまう気持ちもわからなくはない。
ただ今回の一件でテレビ局側が、インタレスティングたけしを使うのはリスクが高いと判断した可能性が高い。
吃音は通常、人前で話す恐怖を克服することがとても難しい。だからこそ、人前でお笑い芸人という道を選んだインタレスティングたけしを応援するとともに、普通のお笑い芸人のように扱うのが彼にとってもベストなのではないだろうか?
インタレスティングたけしも2日、吃音協会のツイートを引用し「またテレビジョン出たい!!」とツイッターでコメントしているが、今回の抗議が彼の活動を阻害しないことを切に願う。
(SALLiA/ライター)