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城下尊之芸能ジャーナリスト

1956年1月23日、福岡県北九州市生まれ。立教大学法学部卒。元サンケイスポーツ記者。82年、「モーニングジャンボ 奥様8時半です」(TBS)の芸能デスクとなり、芸能リポーターに転身。現在は「情報ライブ ミヤネ屋」(読売テレビ)、「朝生ワイド す・またん」(読売テレビ)、「バイキング」(フジテレビ)に出演中。

小林幸子「YouTuBBA!!」の絶妙な距離感 ラスボス新境地の陰に若いスタッフの存在

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 僕らのイメージでは、その昔、小林はロールスロイスに乗って颯爽と仕事場にやってきて、堂々とした姿を見せたイメージが残っている。ところが近年はミニクーパーを愛車としているそうで、さらに「軽を選ぶところが好印象」と評判になり、僕もそうだと思う。

 お付きの人を大勢従えているような演歌の大御所のイメージを消し去ったのには理由がある。10年ほど前に長年仕事を共にしてきた当時の事務所社長とその部下のマネジャーとトラブルとなった。結局、たもとを分かったが、その10年前、新しくできた事務所に「今後の活動をどうしていくのか?」と単独インタビューしに行ったことがある。正直、その時の小林の周りには「大丈夫か……」と思うくらい、若いスタッフばかりが並んでいた。

 しかし、その年のうちに小林は動画配信「ニコニコ動画」のイベントに、例のド派手な衣装で登場し、ラスボスと呼びたいという提案にOKを出して若者たちに大ウケした。

 ここがポイントだ。小林は若いスタッフに「自由な発想」でアイデアを出してもらい、新しい仕事にもチャレンジしていった。若いスタッフの意見を尊重し、ダメ出しされながら小林自身も面白いとノッていく。

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