ガーシー前議員“急転”の逮捕状請求で気になる今後…専門家の分析は「実刑の可能性あり」

公開日: 更新日:

■今回の事件は入り口で詐欺など別の容疑が出てくることも

 警視庁が、暴力団などの組織的で悪質な犯罪を摘発するために使う暴力行為等処罰法違反(常習的脅迫)や威力業務妨害などの疑いで捜査していたため、当初から「警察はやる気満々」「逮捕は時間の問題」と言われていたこの事件。単なる名誉棄損の場合、多くは略式起訴、罰金が一般的な流れとなるが、ガーシー前議員は実刑となるのか。

 元東京地検検事の落合洋司弁護士がこう言う。

「警察がどこまで切り込むのかでしょう。名誉棄損であれば通常は略式起訴で公判請求には至らないと思いますが、常習的脅迫の疑いとしていることから、他にも余罪があるのかどうか。場合によっては、今回の事件は入り口で、詐欺など別の容疑が出てくるかもしれません。そうなると起訴、公判請求となり、実刑となる可能性もあるでしょう」

「不当な拘束を受ける」として頑なに警視庁の事情聴取を拒否し続けたガーシー前議員。逮捕後、取調官を相手にいつもの饒舌ぶりを発揮できるか。

■関連キーワード

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    前田健太「ドジャース入り」で大谷との共闘に現実味 日本復帰より「節目の10年」優先か

  2. 2

    井桁弘恵ショートカットで“山之内すず化”が加速! 「そっくり問題」いよいよ待ったナシ

  3. 3

    大阪万博は開幕1カ月を待たずトラブル続出…場当たり説明でGW後半の盛り上げムードに水を差す協会の大罪

  4. 4

    巨人阿部監督はなぜ田中将大にだけ甘いのか…2試合連続炎上でさすがに二軍調整も

  5. 5

    小田和正「77歳の現役力」の凄み…現役最年長アーティストが守り続ける“プロ意識”

  1. 6

    今思えばゾッとする。僕は下調べせずPL学園に入学し、激しく後悔…寮生活は想像を絶した

  2. 7

    ダウンタウン復帰が外部資金でコンテンツ配信のナゼ…松本人志に浮上した疑惑の顛末

  3. 8

    斎藤元彦・兵庫県知事が頑迷に貫く「治外法権」…公益通報を巡る国の勧告もガン無視

  4. 9

    もしやり直せるなら、入学しない…暴力に翻弄されたPL学園野球部の事実上の廃部状態に思うこと

  5. 10

    巨人阿部監督が見切り発車で田中将大に「ローテ当確」出した本当の理由とは???