NHK紅白“ジャニーズ一掃”で高まる解体的出直しへの期待 アイドルグループや演歌が復権か
芸能プロとの癒着&忖度を改める絶好の機会
昨今の紅白で、盛り上がった企画のひとつが平成最後の2018年、サザン桑田佳祐と松任谷由実による「胸騒ぎの腰つきダンス」であった。このふたりも最前線で活躍中だ。
「紅白も解体的出直しを掲げ、芸能プロとの癒着や忖度、視聴率第一主義を改めてみたらどうでしょうか。実はジャニーズ枠のほか、演歌枠という言い方も業界にはあり、選考の背景に大手芸能プロの存在があることをお茶の間にも知っていただきたいし、改めるには絶好の機会のようにみえます」(老舗レコード会社幹部)
事実、ジャニーズ枠の撤廃、ジャニタレ「ゼロ」によって、年末の紅白への注目度はうなぎ上りの様相である。ジャニー喜多川氏の性加害問題のみならず、圧力事務所と縁をきっぱり切るだけではもったいない。もう一歩前進と期待するのは、業界関係者だけではないだろう。