フジ月9は欲張りすぎ? 永野芽郁の初主演「君が心をくれたから」も「ONE DAY」の二の舞に?
水10の向井理(41)主演「パリピ孔明」は三国志の諸葛孔明と今どきの音楽の組み合わせで、この分野が好きな層にはウケた。21日に最終回を迎えた多部未華子(34)ら“クアトロ主演”の木10「いちばんすきな花」は賛否両論あったものの、社会的には少数派である“繊細さん”たちには強く支持された。前出の亀井氏が続ける。
「ムロツヨシさん&平手友梨奈さんの金9『うちの弁護士は手がかかる』は分かりやすい設定や展開に、昭和と令和の小ネタをちりばめて、新設枠ながら視聴者にしっかりアピールできた。どれも狙った層にしっかり届いているので、視聴率はさほど高くなくても、コケたという印象はあまりありません。その点、『ONE DAY』はどんな層を狙ったのか見えにくく、《月9なのにこの数字》という報道にも引っ張られて、一般の方にも《コケた》という印象がついてしまいましたね」
ネット上でも序盤から《話がとっちらかりすぎてついていけない》《期待はしたけど、すぐにこれダメなやつと思って脱落》なんて酷評が目立った。もっとも、《もう見ない》という意見が多かった割に、世帯視聴率はずるずる下がり続けることなく、終盤少し盛り返して5%台に踏みとどまったともいえる。それが伝統枠の底ヂカラか。