「不適切にもほどがある!」第5話で衝撃展開! 阪神・淡路大震災を描いた宮藤官九郎の狙い

公開日: 更新日:

「クドカンのドラマでは、『あまちゃん』で東日本大震災を経験した主人公のアキ(のん)と、ユイ(橋本愛)がトンネルを駆け抜けていくラストシーンも印象的でしたが、彼の地元である東北を舞台に、震災をこう描くのかと驚かされました。今回もコメディー要素満載の中で、いきなり阪神・淡路の震災が描かれたことに驚きました」

 クドカン自身、東日本大震災の時は、実家の宮城県で被災した母と姉夫婦と1週間連絡がつかなかったという。

■「主人公と死が直結」

「彼のドラマは『俺の家の話』しかり、『木更津キャッツアイ』しかり、主人公と死が直結しているものが多いんです。痛みがあるから、ガハハと笑いながら能天気に暮らしていられることの幸せや、命があることの凄さをズシンと伝えてくる。それを“闘病モノ”などで描くのではなく、こうした話の中で描く凄みを感じますね。『あまちゃん』だって、98%は大笑いさせているのに、後の2%で号泣させるというような。今回も全く想像もしてなかったところで入れてきました。ちなみに『いだてん』でも関東大震災が庶民の目線で描かれていますね」

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ドジャース佐々木朗希の心の瑕疵…大谷翔平が警鐘「安全に、安全にいってたら伸びるものも伸びない」

  2. 2

    ドジャース「佐々木朗希放出」に現実味…2年連続サイ・ヤング賞左腕スクーバル獲得のトレード要員へ

  3. 3

    ドジャース大谷翔平32歳「今がピーク説」の不穏…来季以降は一気に下降線をたどる可能性も

  4. 4

    ギャラから解析する“TOKIOの絆” 国分太一コンプラ違反疑惑に松岡昌宏も城島茂も「共闘」

  5. 5

    巨人が李承燁コーチ就任を発表も…OBが「チグハグ」とクビを傾げるFA松本剛獲得の矛盾

  1. 6

    国分太一問題で日テレの「城島&松岡に謝罪」に関係者が抱いた“違和感”

  2. 7

    今度は横山裕が全治2カ月のケガ…元TOKIO松岡昌宏も指摘「テレビ局こそコンプラ違反の温床」という闇の深度

  3. 8

    国分太一“追放”騒動…日テレが一転して平謝りのウラを読む

  4. 9

    ドジャース首脳陣がシビアに評価する「大谷翔平の限界」…WBCから投打フル回転だと“ガス欠”確実

  5. 10

    大谷翔平のWBC二刀流実現は絶望的か…侍J首脳陣が恐れる過保護なドジャースからの「ホットライン」