TV界と旧ジャニーズ事務所の「不適切にもほどがある!」関係…錦戸亮5年ぶり地上波ドラマ出演で鮮明
“失われた25年”は取り戻されるのか。宮藤官九郎脚本の連続ドラマ『不適切にもほどがある!』(TBS系)の第5話に、元関ジャニ∞メンバーの錦戸亮(39)が出演し、大きな話題を呼んでいる。錦戸の地上波ドラマ出演は2019年4月期のフジテレビの月9ドラマ『トレース~科捜研の男~』に主演して以来、5年ぶりだった。
「演技のうまさは相変わらずで、華があるから画面が映えました。日本のテレビドラマを代表するような『月9』枠で主演を務めた俳優が、大手事務所を辞めたという理由で5年も地上波ドラマに出られなかったわけですよね。異常ですよ。昨年、ジャニー喜多川氏の性加害問題がテレビでも大きく報じられ、旧ジャニーズ事務所の圧力体質も問題視されたから、今回の出演が実現したのでしょう。もしイギリスのBBCでジャニー氏が取り上げられなかったら、今も旧ジャニーズの圧政のような体制が続いていたはずです」(週刊誌記者)
旧ジャニーズ事務所は退社したタレントを徹底的に干すことで、独立を防ぎ、芸能界で一大王国を築いていた。
「SMAPのメンバーがバラエティーやキャスター業にも進出し、テレビ番組の全分野に力を持ち始めた1990年代後半からメリー喜多川副社長(当時)の露骨な圧力が始まった。事務所を独立したタレント、ライバルとなる他事務所のアイドルが起用されそうになると、『あの子を使うならウチは降ります』というような手法でした。テレビ局の幹部はメリー氏の要求を簡単に飲んでしまった」(前出の週刊誌記者)