TBS「アンチヒーロー」好発進でも立ちはだかる重い課題 「VIVANT」のネトフリ惨敗リベンジなるか?
今作は、初回放送直後にNetflixで配信されたものの、15日、16日の日本のトップ10には入っていない。3月31日放送のフジテレビ系「だれかtoなかい」で、俳優の鈴木亮平が「日本国内だけに向けて作品を作っていたことで、世界を見据えた作品を作っていた韓国に20年くらい差をあけられてしまった」と述べていた。
「鈴木さんの指摘通り、良くも悪くも日本人による、日本人のためのドラマとして作られ、海外展開が思うようにいかなかったのが『VIVANT』といえます。『アンチヒーロー』も、殺人犯を現在の日本裁判の裏をかいた方法で無罪にするという斬新な作品ですが、日本人としての倫理観を問う今作も『VIVANT』同様にNetflixでは苦戦を強いられる可能性が現段階ではあります」(同)
日本人の琴線に触れる日曜劇場ほど、Netflixユーザーとの相性は自ずと悪くなってしまうのかもしれない。それをどうクリアしていくのかがTBSの課題と言えそうだ。
※視聴率はビデオリサーチ調べ、関東地区。