赤楚衛二は次回作で「リベンジ」か…視聴率はキムタクの半分、迷走感漂うドラマの着地点は?
「木村さんは“手錠をかけられる”以外は、いちいちカッコよくて、これまで演じてきた役どころとさほど変わらない印象です。一方、赤楚さんは《こんなクズすぎる赤楚くん見たことない》なんて言われちゃうほど、これまでのイメージと違う。ヒロイン的ポジションの芳根京子さんの役柄も含めて《応援する気になれない主人公とヒロイン》という、従来のドラマのセオリーと真逆なことに挑戦している。だからこそ《このチャレンジは見届けねば》って思うんです」
日曜劇場「アンチヒーロー」が《逆転パラドックスエンターテインメント》とうたいながら、次第に主人公の行動の意味が明かされていったのに対し、「リベンジ」はどこに着地しようとしているのか。そしてカタルシスは得られるのか。
「あれこれ“考察”して結末を予想する楽しみ方よりも、深く考えずに《こいつクズすぎる》とか《この人怖い》とか感じながら、《どうなっちゃうんだろう?》って翻弄されるほうが楽しいかも。錦戸さんが実は主役なんて見方もありますが、僕は、サブタイトルにある“欲望”の意味を第9話で語った天堂記念病院の会長役、笹野高史さんが実は主役と思って見ています」(前出の亀井徳明氏)