小林麻美がユーミンとタッグで歌手再デビューか?「雨音はショパンの調べ」から40年
「『雨音は──』のミュージックビデオは、ロシアの映像詩人アンドレイ・タルコフスキー監督の映画『ノスタルジア』のセットで撮られているんです。小林麻美さんの美しさはもちろん、それを際立たせるきめ細かな演出、凝りに凝った映像は、潤沢な制作費あってのものでもあると思います。今では絶対に撮れないでしょう」とレコード会社関係者は言う。
■「バブルへと向かい、絶好調の広告業界を象徴するような存在でした」
小林は歌手として72年に「初恋のメロディー」でデビューした後、資生堂、サントリー、セイコー、パルコなどのCMで話題になり、人気を集めた。
「バブルへと向かい、絶好調の広告業界を象徴するような存在でした」と、某広告プロデューサーは言う。
ソバージュにしたロングヘアをかき上げるアンニュイな表情やファッションが都会的とされた、この時代のミューズと評されもしている。放送作家のチャッピー加藤氏はこう言う。
「尾崎亜美さんの名曲『マイ・ピュア・レディ』が流れる資生堂のCMを見たときは、子供心ながら、こんな美人がいるんだと感動したのを覚えています。感性も生き方も、先を行っていたのだと今は思います。だからユーミンとも気が合ったのでしょう」