女優・橋本愛の気骨と素顔「劇場版 アナウンサーたちの戦争」についての心情吐露が話題

公開日: 更新日:

 橋本は、実在したNHKの和田信賢アナ(森田剛)の後輩で妻になった実枝子さんを演じている。

 しかし、タレントや俳優が、歴史認識や政治的発言をすることがタブー視される日本の芸能界で、若手女優がハッキリとこうした物言いをすることは珍しい。

 Web「タレントパワーランキング」(アーキテクト)ほかで芸能人の取材や人気分析を手掛ける女優評論家の高倉文紀氏はこう話す。

「個性的な役柄が多く、自分の世界観をしっかり持っている女優さんなので、今回の役でも、いろいろなことを感じ、考えたんだと思います」

 確かに橋本といえば、ややもするとクセの強い難役や何かを抱えている役柄を演じている印象が強い。

 しかし、10代のデビュー当初から橋本を何度かインタビューしている高倉氏はこう続ける。

「しかし素顔の彼女は気さくで、とてもフレンドリーな感じなんですよ。“実際に会ってみると、役のイメージとは全然違った”と驚く人が結構います(笑)。かつて、彼女が“役に入るときは、十分に準備をして、完全にスイッチを入れて挑み”、(当時、やっていた『セブンティーン』などの)モデルの時は、“スイッチを半押しにしています”と話していたのが印象的です。また人間観察が好きで、人の表情を見ていろいろなことを考えるとも言っていました。そうした人間に対する深い洞察力が、同世代の女優の中では唯一無二の存在感につながっているんでしょうね」

■関連キーワード

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    もしやり直せるなら、入学しない…暴力に翻弄されたPL学園野球部の事実上の廃部状態に思うこと

  2. 2

    「たばこ吸ってもいいですか」…新規大会主催者・前澤友作氏に問い合わせて一喝された国内男子ツアーの時代錯誤

  3. 3

    永野芽郁は疑惑晴れずも日曜劇場「キャスター」降板回避か…田中圭・妻の出方次第という見方も

  4. 4

    巨人阿部監督が見切り発車で田中将大に「ローテ当確」出した本当の理由とは???

  5. 5

    「高島屋」の営業利益が過去最高を更新…百貨店衰退期に“独り勝ち”が続く背景

  1. 6

    かつて控えだった同級生は、わずか27歳でなぜPL学園監督になれたのか

  2. 7

    JLPGA専務理事内定が人知れず“降格”に急転!背景に“不適切発言”疑惑と見え隠れする隠蔽体質

  3. 8

    「俳優座」の精神を反故にした無茶苦茶な日本の文化行政

  4. 9

    (72)寅さんをやり込めた、とっておきの「博さん語録」

  5. 10

    第3の男?イケメン俳優が永野芽郁の"不倫記事"をリポストして物議…終わらない騒動