女優・橋本愛の気骨と素顔「劇場版 アナウンサーたちの戦争」についての心情吐露が話題
橋本は、実在したNHKの和田信賢アナ(森田剛)の後輩で妻になった実枝子さんを演じている。
しかし、タレントや俳優が、歴史認識や政治的発言をすることがタブー視される日本の芸能界で、若手女優がハッキリとこうした物言いをすることは珍しい。
Web「タレントパワーランキング」(アーキテクト)ほかで芸能人の取材や人気分析を手掛ける女優評論家の高倉文紀氏はこう話す。
「個性的な役柄が多く、自分の世界観をしっかり持っている女優さんなので、今回の役でも、いろいろなことを感じ、考えたんだと思います」
確かに橋本といえば、ややもするとクセの強い難役や何かを抱えている役柄を演じている印象が強い。
しかし、10代のデビュー当初から橋本を何度かインタビューしている高倉氏はこう続ける。
「しかし素顔の彼女は気さくで、とてもフレンドリーな感じなんですよ。“実際に会ってみると、役のイメージとは全然違った”と驚く人が結構います(笑)。かつて、彼女が“役に入るときは、十分に準備をして、完全にスイッチを入れて挑み”、(当時、やっていた『セブンティーン』などの)モデルの時は、“スイッチを半押しにしています”と話していたのが印象的です。また人間観察が好きで、人の表情を見ていろいろなことを考えるとも言っていました。そうした人間に対する深い洞察力が、同世代の女優の中では唯一無二の存在感につながっているんでしょうね」