「仮面の忍者 赤影」で青影役 金子吉延さんは週5日の病院通いで「ダイジョーブ?」
■週5日の病院通い
一緒に暮らしていた家族がいなくなって1人とは、それは寂しいだろう。
「オフクロはオレが20歳のとき脳出血で入院し、オレが下の世話をしたんだよ。でも、長生きして、今もほとんどボケてない。老人ホームに入ってもらったのは、オレが面倒をみてあげられなくなったから。コロナ直前の2020年の正月にインフルエンザで肺炎を併発して入院したのが始まりで、その年は7回入院し、心臓の手術まで受けることになってさ。『心臓に血栓か腫瘍があります』って言われて。自覚症状がなかったから『は?』って感じだった。友だちに言わせると、その手術前は目がうつろで元気がなかったらしいんだけどね」
1週間の予定が45日間の入院となり、体重が20キロも落ちたのだとか。
「やっと退院したと思ったら、蜂窩織炎で高熱が出たり再発したりでね。今は週5日通院してる。月水金は長年患ってた腎不全の治療で1回4時間の人工透析、火土は乾癬の光線治療で皮膚科へ。昔は一晩でウイスキー1瓶飲むほど好きだったお酒も、ほとんど飲まなくなった。移動中や待ち時間の読書が、ささやかな楽しみ。今ハマってるのは、誉田哲也の警察小説『姫川玲子シリーズ』だね」