芦屋小雁・斉藤とも子 28歳差の電撃婚
実はこの意外なカップルの仲が初めて報道されたのはその1年半前。85年6月に発売された「フライデー」だった。同誌カメラマンは斉藤のマンションでツーショットを捉える。2人はこの直前に共演した舞台の仕事で知り合ったという。
この時の小雁は「ええがな、何もないねんから撮らしたりいな」と堂々としたもの。小雁には17年間も別居中の妻子もいて、それまで浮いた噂もなかった。これに対して斉藤は「妹がSF映画のファンで、SFやホラー映画の収集家として有名な小雁さんの話を聞きたくて妹と一緒に会い、帰りに送ってもらっただけ」とコメント。
芸能マスコミや世間もこの説明を信じ、まさか親子ほど年が離れたこの2人がと思い、ノーマークに近かった。それは所属事務所の方も同様で、86年暮れに小雁が別居中の妻と正式離婚をするのを機に結婚したいとの意思を聞かされた時は寝耳に水。小雁と古くからの芝居仲間の大村崑らも、結婚の知らせを受けるまで気づかなかったという。
この年の差カップルはしばらくアツアツの仲が伝えられた。2人の間には1男1女も生まれた。ところが、95年に突然の離婚発表――。