日出郎さん NYでゲイ文化に触れ帰国すると“過去の人”に
ここで化粧は終了。デフォルメされた眉毛と大きなまつげを施し、口紅は深紅。迫力満点だ。
「お仕事はついこの前、元ヅカガールの都布良ひとみさんと天勢いづるさんの『パリの夜に乾杯』というディナーショーにゲストで出させていただきました。カマラヅカとタカラヅカの華麗なるコラボよ。とっても楽しかった」
歌手としても活動中だという。
「若いときはラップで今は演歌に歌謡曲。『ガン降りの雨』という新曲を出してガンバってるの。それと“花の中年トリオ”ってユニットを結成してる。メンバーは坂本ちゃん、ずれやまズレ子さんというオカマ・トリオ。どう、豪華メンバーだと思わない?」
■最盛期には週10番組にレギュラー出演
さて、去年が芸能生活30周年だったという日出郎さんは82年、18歳でショーパブダンサーとしてデビュー。新宿の「ギャルソンパブ」を皮切りに、「黒鳥の湖」「金魚」などで活躍した。
「『ギャルソンパブ』にウエーターのアルバイトとして入ったら男好きを先輩に見抜かれ、半ば強制的にニューハーフとしてデビューさせられたわけ。その時はタマも取るつもりでいたんだけど、ワタシ、身長が180センチもあって、いつも男役だったのね。だったら取ることもないかと、タマは今もそのままよ」