震災後に増えるレーシック希望者 知るべき“問題点”とは

公開日: 更新日:

 被災地では一時的な視力障害者が増加します。震災による被害でメガネやコンタクトレンズを失うからです。

 実際、東日本大震災のときは「避難所の壁に張られた案内文が見えず不自由した」「足元がよく見えないまま、トイレで用を足したら、衣服を汚した」なんて方もおられたと聞いています。

 また、揺れの合間に自宅を見に戻った際、亀裂のできた道路のアスファルト、崩壊したビルや家屋のがれきなどでケガをした人も多かったそうです。そのせいか、震災後にレーシック手術を希望する人が増えたと聞いています。

 今回の熊本大地震でも同じようなことが起こるのでしょうが、実際に手術を受ける前にレーシック手術の問題点も知っておくことが必要です。

 角膜を削って視力を矯正するレーシック手術は、2009年に起きたある眼科の集団感染症事件により、マイナスイメージが定着しています。

 いまは角膜に触れずにレーザーで行う手術が主流になり、感染症の心配は少なくなりました。眼科専門医の適切な診断のうえで行えば、レーシックは安全性が高い手術といえそうです。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    横浜とのFA交渉で引っ掛かった森祇晶監督の冷淡 落合博満さんは非通知着信で「探り」を入れてきた

  2. 2

    複雑なコードとリズムを世に広めた編曲 松任谷正隆の偉業

  3. 3

    中学受験で慶応普通部に進んだ石坂浩二も圧倒された「幼稚舎」組の生意気さ 大学時代に石井ふく子の目にとまる

  4. 4

    ドジャース内野手ベッツのWBC不参加は大谷翔平、佐々木朗希、山本由伸のレギュラーシーズンに追い風

  5. 5

    「年賀状じまい」宣言は失礼になる? SNS《正月早々、気分が悪い》の心理と伝え方の正解

  1. 6

    国宝級イケメンの松村北斗は転校した堀越高校から亜細亜大に進学 仕事と学業の両立をしっかり

  2. 7

    放送100年特集ドラマ「火星の女王」(NHK)はNetflixの向こうを貼るとんでもないSFドラマ

  3. 8

    維新のちょろまかし「国保逃れ」疑惑が早くも炎上急拡大! 地方議会でも糾弾や追及の動き

  4. 9

    出家否定も 新木優子「幸福の科学」カミングアウトの波紋

  5. 10

    【京都府立鴨沂高校】という沢田研二の出身校の歩き方