新型コロナ「軽症だったのに急に悪化して死亡」を防ぐ準備

公開日: 更新日:

「普通、酸素飽和度は96~98%くらい。これが95%未満になると、正常より体の中の酸素が少ない状態で呼吸不全の疑いがあり、90%以下になると呼吸不全と言えます。酸素飽和度90%未満は在宅酸素療養の適用です」

■幸せな低酸素血症

 コロナ関連ニュースで「酸素飽和度」と並んでよく出てくる言葉が「低酸素血症」で、酸素飽和度が90%を下回った状態を指す。動脈血に溶ける酸素の量が著しく少なくなるため、体の隅々に酸素を送れなくなり、最終的には命に関わる。

 コロナ感染で無症状や軽症だったのに急に容体が悪くなるケースをアメリカの学術雑誌「サイエンス」が「ハッピーハイポキシア(Happy hypoxia=幸せな低酸素血症)」と呼び、世界中に広まった。

「もともと航空医学で使われている言葉で、パイロットに起こることがあります」

 低酸素血症になると、今までできている行動が取れなくなったり、判断能力が鈍ったりする。この症状を「多幸感」といい、とても具合がよく、素晴らしくいい気分になるといわれている。これを「幸せな低酸素血症」と呼ぶ。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    「左膝の半月板が割れ…」横綱・豊昇龍にまさかのアクシデントで稽古中止

  2. 2

    松山千春がNHK紅白を「エコひいき」とバッサリ!歌手の“持ち時間”に求めた「平等」の正当性を考える

  3. 3

    巨人オーナーから“至上命令” 阿部監督が背負う「坂本勇人2世育成&抜擢」の重い十字架

  4. 4

    高市政権が抱える統一教会“爆弾”の破壊力 文春入手の3200ページ内部文書には自民議員ズラリ

  5. 5

    前橋市長選で予想外バトルに…小川晶前市長を山本一太群馬県知事がブログでネチネチ陰湿攻撃のナゼ

  1. 6

    チンピラ維新の「国保逃れ」炎上やまず“ウヤムヤ作戦”も頓挫不可避 野党が追及へ手ぐすねで包囲網

  2. 7

    阿部監督のせい?巨人「マエケン取り失敗」の深層 その独善的な振舞いは筒抜けだった

  3. 8

    バタバタNHK紅白 高視聴率でも今田美桜、有吉弘行らMC陣は負担増「出演者個々の頑張りに支えられた」

  4. 9

    菊池風磨のカウコン演出に不満噴出 SNS解禁でSTARTO社の課題はタレントのメンタルケアに

  5. 10

    ロッテ前監督・吉井理人氏が大谷翔平を語る「アレを直せば、もっと良く、170kmくらい投げられる」