配送ドライバーを逮捕した警官が代わりに配達…フロリダでの心温まるエピソードが全米の話題に

公開日: 更新日:

 3月26日、米フロリダ州タイタスビルに住むジョー・ニューさんの自宅インターホンの呼び出し音が鳴った。監視カメラのディスプレーにはタイタスビル市警の女性警官の姿が。

「食品雑貨の配達を頼まれてますよね? え~、実は配送ドライバーは先ほどわれわれが逮捕しちゃいまして。で、代わりに配達に来たんです」

 女性警官はそう伝えると車に戻り、別の男性警官とともに大きな紙袋5個分の食料品や日用雑貨などを運んできた(写真=ジョーさんのフェイスブックから)。

 逮捕された男はリチャード・ロバートソン容疑者(40)。性犯罪者であることの未登録、有罪判決を受けた後の銃の不法所持などの容疑でフロリダ、テキサス両州の当局から指名手配されていた。

 警察官は配達にやってきたロバートソンの車のナンバーで指名手配犯であることを察知。逮捕した後、車内にジョーさん宅への配送物があることに気がつき、配達を完了させたというわけ。

 ジョーさんは、監視カメラの動画をフェイスブックに投稿し、警官2人の「任務を超えた親切に大きな声で感謝させてください」と記した。

 この心温まるハプニングは地元テレビで報じられ、さらに先日、米誌ピープルが取り上げたことで全米の話題となった。

最新のライフ記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    大谷翔平の28年ロス五輪出場が困難な「3つの理由」 選手会専務理事と直接会談も“武器”にならず

  2. 2

    “氷河期世代”安住紳一郎アナはなぜ炎上を阻止できず? Nキャス「氷河期特集」識者の笑顔に非難の声も

  3. 3

    不謹慎だが…4番の金本知憲さんの本塁打を素直に喜べなかった。気持ちが切れてしまうのだ

  4. 4

    バント失敗で即二軍落ちしたとき岡田二軍監督に救われた。全て「本音」なところが尊敬できた

  5. 5

    大阪万博の「跡地利用」基本計画は“横文字てんこ盛り”で意味不明…それより赤字対策が先ちゃうか?

  1. 6

    大谷翔平が看破した佐々木朗希の課題…「思うように投げられないかもしれない」

  2. 7

    大谷「二刀流」あと1年での“強制終了”に現実味…圧巻パフォーマンスの代償、2年連続5度目の手術

  3. 8

    国民民主党は“用済み”寸前…石破首相が高校授業料無償化めぐる維新の要求に「満額回答」で大ピンチ

  4. 9

    野村監督に「不平不満を持っているようにしか見えない」と問い詰められて…

  5. 10

    「今岡、お前か?」 マル秘の “ノムラの考え” が流出すると犯人だと疑われたが…