まるで映画! ミクロネシア絶海の孤島にヤシの葉の「HELP」の文字が

公開日: 更新日:

 ヤシの葉で作った「HELP」のメッセージが救助の決め手──「まるで映画のようだ」と話題になっている。

 3月31日、3人の男性がパプアニューギニアの北に位置するミクロネシア連邦のプルワト島から100キロほど離れた絶海の孤島、ピケロト島に向かって航海に出た。

 船は全長6メートルほどの船外機付きの小さなボート。3人の名前は非公開だが、全員40代で親戚関係にあり、ボートでの航海には熟練していたという。

 しかし6日たってもプルワト島に帰ってこないため、親族の1人が当局に通報。ミクロネシア・グアム管区とハワイ管区の米沿岸警備隊、それに在日米海軍が共同で捜索活動を始めた。

 3人はピケロト島にはたどり着いていたが、ボートが損傷し、船外機が故障したために帰れなくなっていた。そこで浜辺にヤシの葉で大きく「HELP」の文字を形作って救援を待っていた。

 4月7日、メッセージを発見したのは、日本から飛来した米海軍の哨戒機P8「ポセイドン」だった。ポセイドンは食料・飲料水などサバイバル用品が入ったパッケージを投下。2日後の9日、沿岸警備隊の監視船「オリバー・ヘンリー」がピケロト島に到着し、3人を無事に救出した。

最新のライフ記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • 暮らしのアクセスランキング

  1. 1

    「暮らしやすい都道府県」東京都は2位…じゃあ1位は? 前回調査の首位は陥落していた

  2. 2

    東京女子医大がご都合主義の学費値上げで偏差値急落…早稲田大学への“身売り説”が急浮上

  3. 3

    悠仁さま「渋渋→東大」プランはなぜ消えた? 中学受験前に起きた小室圭さん問題の影響も

  4. 4

    石丸伸二氏「新党」発足会見“ドタキャン”の真相…演出意図ミエミエのフリー記者排除に元参謀も苦言

  5. 5

    「2025年7月5日」に大災難…本当にやってくる? “予言漫画”が80万部突破の大ベストセラーになったわけ

  1. 6

    早くも見えた石丸伸二氏「再生の道」の“ポンコツ化”…政策への言及なし、新党参加にこれだけのリスク

  2. 7

    元キャバ嬢の「ギャル船長」が舵を取る極上カワハギ釣りを体験した

  3. 8

    日向灘で「3日に1回」地震頻発は南海トラフの前兆か? 専門家に聞く…13日夜は震度5弱の揺れ

  4. 9

    石丸伸二氏が政治団体「彩生の時」旗揚げのゲストに!すわ新党?とメディア殺到、本人に直撃すると…

  5. 10

    加藤財務相が財務省への批判続出に「どうにもならない」とボヤキ…政治信条「万機公論に決すべし」はどこへ?

もっと見る

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    巨人が戦々恐々…有能スコアラーがひっそり中日に移籍していた!頭脳&膨大なデータが丸ごと流出

  2. 2

    【箱根駅伝】なぜ青学大は連覇を果たし、本命の国学院は負けたのか…水面下で起きていた大誤算

  3. 3

    フジテレビの内部告発者? Xに突如現れ姿を消した「バットマンビギンズ」の生々しい投稿の中身

  4. 4

    フジテレビで常態化していた女子アナ“上納”接待…プロデューサーによるホステス扱いは日常茶飯事

  5. 5

    中居正広はテレビ界でも浮いていた?「松本人志×霜月るな」のような“応援団”不在の深刻度

  1. 6

    中居正広「女性トラブル」フジは編成幹部の“上納”即否定の初動ミス…新告発、株主激怒の絶体絶命

  2. 7

    佐々木朗希にメジャーを確約しない最終候補3球団の「魂胆」…フルに起用する必要はどこにもない

  3. 8

    キムタクと9年近く交際も破局…通称“かおりん”を直撃すると

  4. 9

    フジテレビ「社内特別調査チーム」設置を緊急会見で説明か…“座長”は港社長という衝撃情報も

  5. 10

    中居正広「女性トラブル」に爆笑問題・太田光が“火に油”…フジは幹部のアテンド否定も被害女性は怒り心頭