弘前と大鰐…花見シーズン真っ盛りの青森で春を楽しむ
【弘前】他地区を圧勝 ボリューミーな桜とシードルに酔う
本州最北端の青森は、ゴールデンウイークにかけて各地で桜祭りが開かれる。寒い冬が終わりを告げ、観光しやすいシーズンだ。そこで、桜で有名な弘前と昔ながらの温泉地の風情を残す大鰐に絞って、この時季ならではの情報をお届けする。
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弘前の桜が日本一なのは、本数ではなくて咲かせ方なんです──。弘前観光コンベンション協会の白戸大吾さんが力説するように、ぜひ弘前で花見をしてほしい。ソメイヨシノ、枝垂れ桜、八重桜など52種類の桜が咲き誇る弘前公園では、5月5日まで「弘前さくらまつり」が開かれている。
「樹木医が中心の専属チームがりんごの剪定技術を用い、徹底した桜の管理を行っています。通常は1つのつぼみから咲く花は3~4つですが、弘前では技術の成果で4~5つととてもボリューミー。まれに7つ咲く七輪咲き桜もあります。HPでは、七輪咲き桜、弘前桜七景、弘前七桜の『七』をキーワードにして『弘前桜物語』として見どころを紹介しています」(白戸さん)
「弘前七桜」とは厳選7品種の八重桜のことで、最も遅く開花する種類では5月上旬まで満開の桜を楽しめる。