神宮外苑再開発の裏で暗躍…萩生田光一・自民都連会長が3選出馬表明“女帝”に抱きつく魂胆
森喜朗元首相の“手先”
それによれば、萩生田氏は旧競技場を所管する文科省とNAASH(現JSC=日本スポーツ振興センター)、都を引き合いに出し、「森元首相から『競技場施設そのものは国。しかし都が一生懸命汗をかいてくれないと困る。君が、文科省、NAASH、都を横断的に調整してくれ』と言われている」と発言。「いまの機会しかここの整備はできない」とハッパをかけた。
果たして、再開発は進んでいった。翌13年に都は外苑地区の建物の高さ制限を15メートルから最大80メートルにまで緩和。15年には都とJSCなどの関係権利者が「神宮外苑地区まちづくりに係る基本覚書」を締結した。
森元首相の手先として再開発に暗躍した萩生田氏にすれば、見直しも辞さない蓮舫氏が都知事になっては困る。「小池さんに抱きついたのも、親分である森元首相ひいては自分の『手柄』を何としても潰されたくないとの魂胆があるからではないか」(都政関係者)との見方もうなずける。
“抱きつき男”は固唾をのんでいるに違いない。