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シェリー めぐみジャーナリスト、ミレニアル・Z世代評論家

NY在住33年。のべ2,000人以上のアメリカの若者を取材。 彼らとの対話から得たフレッシュな情報と、長年のアメリカ生活で培った深いインサイトをもとに、変貌する米国社会を伝える。 専門分野はダイバーシティ&人種問題、米国政治、若者文化。 ラジオのレギュラー番組やテレビ出演、紙・ネット媒体への寄稿多数。 アメリカのダイバーシティ事情の講演を通じ、日本における課題についても発信している。 オフィシャルサイト:https://genz-nyc.com

米国では「出前も後払いOK」歓迎する声の一方で…借金地獄さらに悪化の懸念

公開日: 更新日:

 日本でも人気を集める出前アプリ。アメリカではその大手「ドアダッシュ」が後払いサービスを始めると発表し、さらなる借金地獄への先触れでは、との懸念が高まっています。

 ドアダッシュはウーバーイーツなどと並ぶ、アメリカの人気出前アプリです。近隣のレストランからのピザやハンバーガーなどの食べ物に加え、電化製品、化粧品、医薬品などを注文することもできます。

 そのドアダッシュが、フィンテック大手のクラーナと提携し、後払いサービスを開始すると発表しました。35ドル(約5000円)以上オーダーした場合、4分割の後払いが可能になり、利息もつきません。

 インフレで食品価格が高止まりし、家計を圧迫しているアメリカでは、こうした後払いはありがたいサービスと歓迎する声もあります。しかしそれをしのぐのが、これが新たな借金地獄を招くのではという懸念です。

 アメリカでは、ウォルマートやターゲットなどの小売大手から、アマゾンなどの通販サイトまで後払いシステムが浸透し、その人気は上昇傾向を見せています。

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