著者のコラム一覧
シェリー めぐみジャーナリスト、ミレニアル・Z世代評論家

NYハーレムから、激動のアメリカをレポートするジャーナリスト。 ダイバーシティと人種問題、次世代を切りひらくZ世代、変貌するアメリカ政治が得意分野。 早稲稲田大学政経学部卒業後1991年NYに移住、FMラジオディレクターとしてニュース/エンタメ番組を手がけるかたわら、ロッキンオンなどの音楽誌に寄稿。メアリー・J・ブライジ、マライア・キャリー、ハービー・ハンコックなど大物ミュージシャンをはじめ、インタビューした相手は2000人を超える。現在フリージャーナリストとして、ラジオ、新聞、ウェブ媒体にて、政治、社会、エンタメなどジャンルを自由自在に横断し、一歩踏みこんだ情報を届けている。 2019年、ミレニアルとZ世代が本音で未来を語る座談会プロジェクト「NYフューチャーラボ」を立ち上げ、最先端を走り続けている。 ホームページURL: https://megumedia.com

黒いプラスチックのフライ返しは危険? アメリカで懸念広がる

公開日: 更新日:

 アメリカで、黒いプラスチックのフライ返しへの懸念が広がっています。日常使うフライ返しですが、もし黒いプラスチック、またはナイロン製を使っていたら、今すぐ廃棄した方がいいという専門家もいるほどです。何が起きているのでしょうか?

 発端は科学雑誌「キモスフィア」が発表した調査結果でした。黒いプラスチック製のフライ返しを料理に使うと、毒性が強い化学成分が溶け出して食べ物に移り、体内に入るというのです。

 これらの黒いプラスチック素材の多くは、テレビやコンピューターなどのエレクトロニクス家電からリサイクルされたものです。それをフライ返しとして整形する際に難燃剤が練り込まれ、その難燃剤には臭素化物や有機リン酸化合物が含まれています。

 難燃剤が健康に害をおよぼす事はすでに知られていて、体内に入るとホルモンバランスが崩れたり、生殖能力にも影響、さらに脳や神経にもダメージを与え、がんのリスクも高めるとされています。

 ここで問題なのは、電化製品からのリサイクルなのかどうかの表示義務がないことです。つまり今使っているフライ返しに難燃剤が使われているかがわからないのです。

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