政倫審から逃げていたのに一転…安倍派裏金議員「参院27人」全員出席希望の噴飯と逆効果

公開日: 更新日:

 自民党派閥の裏金事件をめぐり、政治資金収支報告書に不記載があった参院議員が政治倫理審査会での説明を求められている一件。ほんの3日前まで自民党は「誰も出席の意向を示していない」と逃げていたのに、一転「我も我も」で、結局27人全員(離党した1人を除く)が出席希望だという。28日、自民が立憲民主党に伝えた。自民は「(国会)閉会後も含めて、とにかく年内には進めてほしい」(松山参院幹事長)としている。

 裏金参院議員が急に「説明したい」と言い出した理由は明確だ。先の衆院選では、裏金議員12人が「非公認」となったうえ、政倫審で説明していない裏金議員は公認されても「比例重複なし」のペナルティーが科せられた。結果、28人が落選の憂き目にあった。

 来夏には参院選がある。衆院選後、石破首相は「不記載問題は、おのおのが説明責任を果たすため、政倫審を含め、あらゆる場を積極的に活用するよう促す」と発言している。政倫審出席が「公認」の判断基準になるのではないかと、裏金参院議員を震え上がらせたことは想像に難くない。

 27人は記事画像の【一覧表】の通り。全員が旧安倍派だ。このうち15人が来夏改選を迎える。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    相撲協会の逆鱗に触れた白鵬のメディア工作…イジメ黙認と隠蔽、変わらぬ傲慢ぶりの波紋と今後

  2. 2

    中居正広はテレビ界でも浮いていた?「松本人志×霜月るな」のような“応援団”不在の深刻度

  3. 3

    キムタクと9年近く交際も破局…通称“かおりん”を直撃すると

  4. 4

    《2025年に日本を出ます》…團十郎&占い師「突然ですが占ってもいいですか?」で"意味深トーク"の後味の悪さ

  5. 5

    ヤンキース、カブス、パドレスが佐々木朗希の「勝気な生意気根性」に付け入る…代理人はド軍との密約否定

  1. 6

    中居正広の女性トラブルで元女優・若林志穂さん怒り再燃!大物ミュージシャン「N」に向けられる《私は一歩も引きません》宣言

  2. 7

    結局《何をやってもキムタク》が功を奏した? 中居正広の騒動で最後に笑いそうな木村拓哉と工藤静香

  3. 8

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇

  4. 9

    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

  5. 10

    高校サッカーV前橋育英からJ入りゼロのなぜ? 英プレミアの三笘薫が優良モデルケース