自民「政策活動費」廃止は“やってる感”のエセ政治改革 裏金の“入り口”「企業・団体献金」には手をつけず

公開日: 更新日:

「自民 政策活動費廃止へ」──。メディアが一斉にこう報じた。政党から政治家個人に支出され、使途公開義務のない「政策活動費」について、自民党の政治改革本部が19日、「廃止」を打ち出す方針を確認。政治資金規正法再改正の自民案として、21日の全体会合で決定した。

 使途を明かさなくていい政策活動費は政治家への“掴み金”であり、事実上の「裏金」だと批判されてきた。

 19日に外交日程を終えた石破首相もブラジルで行った記者会見で、政策活動費の廃止について「国民の信頼確保に資するよう早急に結論を得る」と強調していたが、廃止は当然とはいえ、「おっ、自民党も衆院選惨敗で少数与党になったから心を入れ替えたか」と思ったら大間違いだ。

 自民案では「政策活動費を法律上廃止し、党の支出の透明化を進める」とする一方で、「外交上の秘密やプライバシーなど公表に配慮が必要な支出は、第三者による監査を行う」としている。法律上廃止する政策活動費とは別に、非公表の支出も温存するのだ。政治資金を監視する第三者機関の設置も議論されているが、それで裏金がつくれなくなるのかどうか。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    「おい、おまえ、生意気なんだよ」 野村監督は俺の挨拶を“ガン無視”、暴れたろうかと考えた

  2. 2

    佐々木朗希いったい何様? ロッテ球団スタッフ3人引き抜きメジャー帯同の波紋

  3. 3

    スピードスケート引退・高木美帆にオランダが舌なめずり “王国復権の切り札”として白羽の矢

  4. 4

    長澤まさみの身長は本当に公称の「169センチ」か? 映画「海街diary」の写真で検証

  5. 5

    ブチ切れ高市首相が「誤報だ!」連発 メディア、官邸、自民党内…渡る政界は「敵ばかり」の自業自得

  1. 6

    樹木希林に不倫を暴露された久世光彦

  2. 7

    ドジャース佐々木朗希またも“自己中発言”で捕手批判? 露呈した「人間性の問題」は制球難より深刻

  3. 8

    自転車の「ハンドサイン」が片手運転ではとSNSで物議…4月1日適用「青切符」では反則金5000円

  4. 9

    【独自】急死の中山美穂さん“育ての親”が今朝明かしたデビュー秘話…「両親に立派な家を建ててあげたい!」

  5. 10

    柳楽優弥「九条の大罪」23歳新人が大バズり! 配信ドラマに才能流出→地上波テレビの“終わりの始まり”