裏金「目くらまし」政倫審での真相解明はハナから無理!自民衆参19人“ギュウギュウ詰め弁明”のア然

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 まるで在庫一掃セールだ。17日から裏金議員の弁明の場となる衆参政治倫理審査会が開かれる。衆院側は全面公開で、対象は旧安倍派と旧二階派の15人。旧安倍派幹部「5人衆」の1人である萩生田光一元政調会長や、旧二階派の事務総長だった平沢勝栄元復興相らが出席するが、問題はギュウギュウ詰めの超過密スケジュールだ。

 日程は19日までの3日間。氏名の五十音順で開催し、17日は4人、18日は7人、19日は4人が出席する。1人あたりの持ち時間は「弁明10分、質疑44分」の計54分。今年2~3月に行われた衆参政倫審には、旧安倍派の事務総長などを務めた西村康稔元経産相、松野博一前官房長官ら計10人が出席。その際の持ち時間は「弁明15分、質疑1時間5分」の計80分だったのに、今回は30分近くも短縮されるのだ。

 その上、肝心の質疑時間は政倫審の委員を務める議員が所属する各党に配分される。現在、衆院政倫審の委員25人のうち与党は自民11、公明1の計12人。野党は立憲民主9、日本維新の会2、国民民主2の計13人だ。自公与党が10分以上の質疑時間を確保すれば、ただでさえ短縮された野党全体の追及時間はドンドン削られる。さらに立憲、維新、国民民主の3党に割り振ると、それぞれの質疑時間は10分前後に過ぎない。

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