メディアもグルの国民愚弄…宙に浮いている「茂木外相」「木原官房長官」の新聞報道

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呆れる高市内閣前提の新聞報道も宙ぶらりん…(左から茂木敏充、木原稔両議員)/(C)日刊ゲンダイ

 公明党との連立協議が難航し、臨時国会はさらに先送りらしいが、国民は何から何まで呆れている。早々と高市内閣を前提に閣僚人事を報じた大メディアの無責任も酷いものだ。どうせ、公明はついてくる。国民民主もなびくと高市サイドのリークをありがたがり、人事ではしゃぐバカ丸出し。

  ◇  ◇  ◇

 安倍路線継承のサナエノミクスに期待する金融市場が沸騰し、あっという間にドル円相場は急落。一時1ドル=153円台をつけるまでに円安が進んだ。「円安イコール物価高」の方程式は、いまや庶民の頭の中にも入っている。もう一段上の物価高に苦しめられるのか。高市総裁が自民党総裁選で強調していた「早期の物価高対策」とやらは、いつ実現するのか。多くの人が不安に駆られているのは想像に難くないが、国会が開かれないのだから、何も進まない。

 石破首相の退陣にともない、新首相の指名選挙が行われることになっている臨時国会は、当初、今月15日の召集が想定されていたが、ズルズルと後ろ倒しだ。

 国際会議やトランプ米大統領の来日など、26日以降は新首相の外交日程が詰まっている。それまでに所信表明演説や代表質問を終わらせるには「17日召集がデッドライン」だった。しかし、それも断念。 

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