兵庫県警巡査が1550万円借金漬け…ギャンブル我慢できず上司の机から3万円ネコババ
恩を仇で返すような裏切り行為だ。
上司の机から現金3万円を盗んだとして26日、神戸市内の警察署で地域課に勤務する男性巡査(26)が窃盗などの疑いで兵庫県警に書類送検された。巡査は停職1カ月の処分を受け、同日に依願退職した。巡査は多額の借金を抱え、返済のため許可なくアルバイトを掛け持ちし、ギャンブルの資金欲しさに上司の金にまで手を付けていた。
事件当日の5月23日、午前中で勤務を終えた巡査はいったん、自宅に戻り、夕方、再び外出した。午後7時ごろ、誰もいない警察署の執務室に忍び込むと、上司で30代の警部補の机の袖に置いてあった鍵を使って引き出しを開け、現金3万円をくすねた。現ナマを握りしめた巡査はすぐ自身の口座に入金。競輪の車券を購入したが、あえなく予想はハズれ、あっという間にスッカラカンになった。
行き先を告げずに自宅を出て行った息子のことを心配した母親が「どないしたん?」とSNSで連絡。我に返った巡査は母親に「とんでもないことをしてしまった。実は上司の机から3万円盗んでもうた」と打ち明け、母親が上司に報告して発覚した。