「マル暴」トップが記者をレイプ未遂…岡山県警で相次ぐ幹部のハレンチ不祥事
岡山県警で幹部警官の不祥事が相次いでいる。今度は暴力団の取り締まりを担当する「マル暴」のトップが報道機関の記者に対するレイプ未遂事件で逮捕された。
5月中旬、岡山市内で知人の女性記者に性的暴行を加えようとしたとして、組織犯罪対策1課長の警視、和田弘男容疑者(57)が21日、不同意性交未遂容疑で逮捕。女性が6月上旬、被害届を出し、県警が調べを進め、関係者への聴取などから特定した。犯行時、和田容疑者は勤務時間外だった。
事件の詳しい経緯については、被害者保護の観点から明らかにされていない。同県警の川口晃警務部長は「幹部職員がこのような事件を起こしたことは言語道断で、極めて遺憾」としている。
和田容疑者は1991年に県警に入り、捜査1課次長や県内最大規模の岡山中央署の副署長、鑑識課長を経て、23年から組対1課長を務めている。20年以上、刑事部門を担当し、エリートコースを歩んでいた。
■警視正や警視ら5人が関与
岡山県警を巡っては昨年7月以降、幹部職にあたる警視正2人と今回の警視1人を含めた計5人の警官が逮捕・書類送検されている。