ザック日本の「攻撃的スタイル」に専門家が「絵空事」と警鐘
ザッケローニは、今回の代表選考で「守備的MFを5人にするか、それともFWの枚数を多くするか、迷った」と話している。守備のスペシャリスト細貝が23選手から外れて予備登録選手に。サプライズでFW大久保が代表入りした。この細貝を予備登録のままにすると「日本代表の致命傷になりかねない」とは前出の鈴木氏だ。
「細貝は今季リーグで強豪のバイエルン・ミュンヘン、ドルトムント、シャルケの強力FWと対峙してもフィジカル、技術でヒケをとらず、互角以上の戦いを繰り広げて評価を高めました。DFラインの前で細貝が相手攻撃のキーマンを潰してくれたら吉田、今野のCBの負担もかなり軽減されます。どうしてザッケローニは細貝を選ばなかったのか、理解に苦しみますね」
日本代表は昨年6月のコンフェデ杯3試合(ブラジル、イタリア、メキシコ)と8月のウルグアイ戦で計13失点。引き分けることも出来なかった。「ザック・ジャパン」がブラジルで二の舞いを演じる可能性は大きいのである。