早くも懸念される“放言癖”大久保嘉人と本田圭佑の一触即発
救世主ではなくトラブルメーカーではないか。W杯日本代表メンバーに選ばれて、一躍「時の人」となった大久保嘉人(31)。一夜明けたこの日はアジア・チャンピオンズリーグ決勝トーナメント1回戦第2戦(14日・対FCソウル)に向けての最終調整で汗を流した。
ザッケローニ監督になって大久保が招集されたのは、12年2月のアイスランド戦の1度だけ。本人も「選ばれたらサプライズ」と言うメンバーに、昨年他界した父の命日に選出されたから、スポーツ紙は大喜びだったが、「昨季Jリーグの得点王で今季も8得点なら選ばれて当然」という声がある一方で、「香川や本田、柿谷が好調なら選ばれていなかったはず」との見方もある。
いずれにしても大久保の得点力は、この日予備登録された中村憲剛の質のいいパスとセットでの話。川崎のような活躍が日本代表でもできるかは、疑問が残るところ。
もうひとつの懸念は放言癖だ。このベテランは、思っていることは何でも口にするタイプ。これまでも「今の日本代表は見ていてワクワクしない」とか、「最後のフィニッシュで怖さがない。ゴール前のドキドキ感がない」などと、代表批判とも受け取れる発言を繰り返してきた。