殺人51倍、強盗404倍…外務省も警告するW杯危険度
W杯観戦はまさに命がけだ。ブラジルは世界的に見ても犯罪発生率が高いことで知られるが、外務省は12日、現地ブラジルの治安情報を発表した。
日本が1次リーグを戦うのはレシフェ、ナタル、クイアバの3都市。外務省によると、中でも犯罪が多いのがコロンビア戦が行われるクイアバ。殺人は日本の約51倍、強盗は約404倍になっている。クイアバのあるマトグロッソ州はボリビアとの国境地帯を含み、違法薬物の密輸入が行われ、薬物中毒者が薬物を買うために強盗、窃盗をするという。
コートジボワール戦のレシフェはそれぞれ43倍、約200倍。一番少ないナタル(対ギリシャ)でさえ31倍、157倍だ。
犯罪の手口は凶悪で、銃を使ったものが多いうえに、歩行中や公共交通機関内でも強盗に遭うことも多いという。特にATMで現金を下ろしたあとは要注意だ。外務省はトラブル対応のため日本の試合会場付近に臨時事務所を設ける方針だ。