アギーレ正念場 ジャマイカ戦黒星なら「解任論」噴出は確実
日本代表ハビエル・アギーレ監督(55)にとって3戦目となるジャマイカ戦(新潟、10日午後7時25分キックオフ)。
9日は午後7時から前日公式練習が行われ、代表全23選手がボール回し、シュート練習、2チームに分かれた戦術練習などを1時間半ほど消化した。練習終了後に会見に臨んだ指揮官は「ジャマイカとはメキシコ代表監督時代に何度も対戦している。彼らは立ち上がりにテンポ良くプレスを掛けて攻撃してくる。それをうまくしのぎ、流れを引き寄せて勝利したい」とリラックスした表情ながらも気合十分だ。
しかし、会見に出席したマスコミ関係者は、「アギーレ監督の背中はアブラ汗でビッショリだったハズです。というのもジャマイカ戦に敗退して新体制3戦連続白星なしとなった場合、一気にクビ筋が涼しくなってしまうからです」と言った。
9月5日の初陣ウルグアイ戦は0―2の完敗に終わった。実は新指揮官の初陣初戦黒星というのは95年1月、加茂周監督がナイジェリアに負けて以来のこと。後任の岡田監督、トルシエ、ジーコ、オシム、再登板となった岡田、そしてザッケローニと初戦はきっちり勝利を収めている。しかもアギーレは、2戦目のベネズエラ戦に引き分け、いまだ勝利がない。