複数の候補者から「アギーレを選んだ理由」 原博実氏が明かす

公開日: 更新日:

 日本サッカーのキーパーソン・原博実専務理事(兼技術委員長)にとってアギーレは意中の人だったのか、専務理事として日本サッカーの何を改革するのか、ザッケローニ時代は「失われた4年間」だったのか――。激白90分インタビューの中でストレートに答えてくれた。

――アギーレ監督誕生の舞台裏を教えてください。

「海外の情報収集は常に行っていましたし、候補者は複数いました。例えばペジェグリーニ氏はプレミアのビッグクラブ、マンチェスター・シティーの監督になりました。バルベルデ氏はビルバオの監督としてCL(欧州チャンピオンズリーグ)に出場します。それなのに日本代表の監督に! とは言えませんよね。アギーレ氏は4年前にも会っていましたし、ちょうどエスパニョールを辞め、フリーでした。監督選びにはタイミングも必要です。アギーレ氏のタイミングだったということです」

――最初にアギーレ監督を意識したのはいつ頃ですか? 実際に会ってどんな印象でしたか。

「普段のアギーレ氏はジェントルマンです。フランクな性格だし、対応も凄く丁寧。ただし、試合になれば別人です。エスパニョール戦でしたね、リードされている状況で相手が倒れて時間稼ぎ。するとピッチに入り、選手を強引に起こそうとした場面をスタンドから見ました。《先頭に立って戦える人》だと思いましたね。そもそも最初に意識したのは、彼がオサスナを率いていた時です。実際にスペインで試合を何度か見ました」

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    大谷翔平の28年ロス五輪出場が困難な「3つの理由」 選手会専務理事と直接会談も“武器”にならず

  2. 2

    “氷河期世代”安住紳一郎アナはなぜ炎上を阻止できず? Nキャス「氷河期特集」識者の笑顔に非難の声も

  3. 3

    不謹慎だが…4番の金本知憲さんの本塁打を素直に喜べなかった。気持ちが切れてしまうのだ

  4. 4

    バント失敗で即二軍落ちしたとき岡田二軍監督に救われた。全て「本音」なところが尊敬できた

  5. 5

    大阪万博の「跡地利用」基本計画は“横文字てんこ盛り”で意味不明…それより赤字対策が先ちゃうか?

  1. 6

    大谷翔平が看破した佐々木朗希の課題…「思うように投げられないかもしれない」

  2. 7

    大谷「二刀流」あと1年での“強制終了”に現実味…圧巻パフォーマンスの代償、2年連続5度目の手術

  3. 8

    国民民主党は“用済み”寸前…石破首相が高校授業料無償化めぐる維新の要求に「満額回答」で大ピンチ

  4. 9

    野村監督に「不平不満を持っているようにしか見えない」と問い詰められて…

  5. 10

    「今岡、お前か?」 マル秘の “ノムラの考え” が流出すると犯人だと疑われたが…