鳥谷は海外FA権行使 早くも飛び交う阪神主力の「去就情報」
阪神の鳥谷敬(33)がメジャー移籍を前提に海外FA権行使を球団に伝えていたことが明らかになった。31日朝、南球団社長は「話は聞いています。行使? そういうことでしょう。全力で慰留する」と話した。
数少ない生え抜きのスター選手が抜ければ、阪神人気の下降は避けられないが、鳥谷以外の主力の動向にも注目が集まっている。
在京球団の編成担当が「右ひじの状態がかなり悪いようだね」と言ったのは、日本シリーズ第5戦で走塁妨害を犯し、試合終了という醜態をさらした西岡剛(30)のことだ。
「14年は僕で終わってしまった。優勝するために呼ばれたのにできなかった。チームメートには申し訳ないという言葉では済まない」と猛省した西岡はシリーズ当初、三塁を守ったものの、4戦目から指名打者で出場。右ひじに抱える古傷のネズミが、ここにきてかなり悪化しているようなのだ。
これが、「西岡本人の去就に影響する」という声もある。西岡の契約は2年プラス1年のオプション。国内FA権を取得したこともあり、オリックス、ロッテなど他球団への移籍説も浮上。この日、西岡は来季の去就について「また、それはね」と言葉を濁したとはいえ、オフになってもひじの状態が回復しなければ手術の可能性も出てくる。