阪神CS3連勝も…中日・山井残留で「補強」は全敗の可能性

公開日: 更新日:

中日に残る方向みたいだね……」

 今季、最多勝と最高勝率の「2冠」に輝き、FA市場の目玉のひとりである中日・山井大介(36)について、セ球団の関係者がため息交じりでこう言う。

「一時はFA権を行使して、他球団移籍に気持ちが傾いていた。大阪出身で阪神が有利ともいわれていた。しかし、ここにきて風向きが変わってきた。2冠を獲得したとはいえ、2ケタ勝利は今まで一度もなく、36歳と高齢ということもある。落合GMが就任してから人件費を大幅に削る中日の条件は、2年・年俸1億円程度にとどまるとみられていた。だが、先日の落合GMとの下交渉では、2年程度の複数年、年俸も今季6000万円から倍増となる1億2000万円程度の提示を受けたそうです。常々アドバイスを受けるなど、尊敬してやまない先輩の山本昌と一緒にプレーしたい気持ちも強いようだ」

 山井の残留が濃厚となれば、阪神は補強プランの変更を余儀なくされる。オリックスのエース金子千尋(30)、関西出身の日本ハム宮西尚生(29)らも獲得候補に挙がるが、さる代理人筋がこう続ける。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    大谷翔平の28年ロス五輪出場が困難な「3つの理由」 選手会専務理事と直接会談も“武器”にならず

  2. 2

    “氷河期世代”安住紳一郎アナはなぜ炎上を阻止できず? Nキャス「氷河期特集」識者の笑顔に非難の声も

  3. 3

    不謹慎だが…4番の金本知憲さんの本塁打を素直に喜べなかった。気持ちが切れてしまうのだ

  4. 4

    バント失敗で即二軍落ちしたとき岡田二軍監督に救われた。全て「本音」なところが尊敬できた

  5. 5

    大阪万博の「跡地利用」基本計画は“横文字てんこ盛り”で意味不明…それより赤字対策が先ちゃうか?

  1. 6

    大谷翔平が看破した佐々木朗希の課題…「思うように投げられないかもしれない」

  2. 7

    大谷「二刀流」あと1年での“強制終了”に現実味…圧巻パフォーマンスの代償、2年連続5度目の手術

  3. 8

    国民民主党は“用済み”寸前…石破首相が高校授業料無償化めぐる維新の要求に「満額回答」で大ピンチ

  4. 9

    野村監督に「不平不満を持っているようにしか見えない」と問い詰められて…

  5. 10

    「今岡、お前か?」 マル秘の “ノムラの考え” が流出すると犯人だと疑われたが…