通算400二塁打 楽天・松井稼頭央の「外野転向」は正解だった
記録はまだまだ伸びそうだ。
楽天の松井稼頭央外野手(39)が14日の日本ハム戦の第1打席で三塁線を破るツーベース。これでプロ野球史上12人目の通算400二塁打をマークした。1755試合目での達成は、PL学園の先輩立浪和義(1868試合=元中日)を抜き歴代最速だ。
松井は西武時代の2003年オフにFAでメジャーのメッツへ移籍。守備の基本がまったくできておらずキャンプ前からマイナー選手のように、内野守備特別インストラクターから捕球や送球のアドバイスを受けていた。ロッキーズやアストロズでは二塁を守ったがやはり不安があった。
11年に楽天入りすると遊撃手に復帰。昨季途中から、自ら志願して外野に転向。日本球界に戻ってきて最高打率(.291)をマークした。
40歳目前でも、球界一といわれる身体能力と故障の少ない強靱なカラダを有する松井。外野を守っている限り、まだまだ記録を伸ばしそうだ。