リオ五輪7人制ラグビー “外国人なし”の日本は惨敗に現実味

公開日: 更新日:

 大躍進ではあった。

 ラグビーW杯イングランド大会の日本は予選ラウンドで敗退したが、初戦で優勝候補の南アフリカを破る金星を挙げ、世界中に衝撃を与えた。リーチ・マイケル主将は次回19年の日本大会に向けて「W杯3勝は大きなステップだと思う。世界が日本の戦いをリスペクトしてくれるようになる」と手応えを口にした。が、その前に日本ラグビー界にとっての大一番が控えている。

 来夏のリオ五輪から新たに正式種目として採用される「7人制」ラグビーである。今回の15人制のW杯で結果を残したことにより、五輪でのメダル取りの期待が高まっているが、リオでの表彰台はそう簡単なことではない。

 日本は海外の強豪と比べて強化が遅れているからだ。

 基本的なルールは同じでも15人制と7人制では競技の質が異なる。7人制は15人制と同じサイズのグラウンドを使用するため、フィジカルの強さはもちろん、走力、持久力が求められる。ニュージーランド、豪州、フランスといった強豪国は15人制と7人制を別の競技として扱い、リオ五輪でのメダル獲得を目指して7人制専門の選手の育成、強化に励んでいるほどだ。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    N党・立花孝志氏に迫る「自己破産」…元兵庫県議への名誉毀損容疑で逮捕送検、巨額の借金で深刻金欠

  2. 2

    高市内閣は早期解散を封印? 高支持率でも“自民離れ”が止まらない!葛飾区議選で7人落選の大打撃

  3. 3

    箱根駅伝は「勝者のノウハウ」のある我々が勝つ!出雲の7位から良い流れが作れています

  4. 4

    女子プロレス転向フワちゃんいきなり正念場か…関係者が懸念するタレント時代からの“負の行状”

  5. 5

    高市首相「午前3時出勤」は日米“大はしゃぎ”会談の自業自得…維新吉村代表「野党の質問通告遅い」はフェイク

  1. 6

    歪んだ「NHK愛」を育んだ生い立ち…天下のNHKに就職→自慢のキャリア強制終了で逆恨み

  2. 7

    我が専大松戸は来春センバツへ…「入念な準備」が結果的に“横浜撃破”に繋がった

  3. 8

    学歴詐称問題の伊東市長より“東洋大生らしい”フワちゃんの意外な一面…ちゃんと卒業、3カ国語ペラペラ

  4. 9

    村上宗隆、岡本和真、今井達也のお値段は?米スカウト&専門家が下すガチ評価

  5. 10

    自死した元兵庫県議の妻がN党・立花孝志党首を「名誉毀損」の疑いで刑事告訴…今後予想される厳しい捜査の行方